美貌の人

大学時代に2年だけ、とあるサークルに在籍していた。
なんのサークルだったかは敢えて触れないが、サークルとはいえ、部活並みにしっかり活動していた。みんな、一生懸命だった。
私は途中で投げ出してしまったけど、やめた後もキャンパスの中で彼らを見かけると、とてもうらやましく、まぶしかった。


その中に一人、美貌という言葉は彼のためにあるってくらい美しい先輩(男)がいた。ルックスはもちろん、性格もよかったし、優しい顔で笑う人だった。
そういえば、ナルシストが多かった。みんな貧乏だった。
そんなのもいい思い出。


ふとしたことから思い出し、ググってみた。サークルは今もしっかり存在しているようだ。誰かひとりくらいはインストラクターにでもなってるんじゃないかしらと思ってさらに続けると、意外なところにたどり着いた。


インストラクターどころか、すんごい活躍してらっしゃる。特にその美貌の人。


アイドルグループのトップに君臨する某グループのバック○ンサー、別のアイドルグループの振○付け、某人気ヒップホップグループのツアーダン○ー、そして私が愛してやまない某モンスターバンドのDVDにまで出演している。熱狂的なファンもいるっぽい。
他にも何人か知ってる名前が出てきた。


今更「知り合いです」なんておこがましくて言えやしないし、おそらくこの先も彼らと接点を持つことなんてないんだけど、やっぱりね、なんか嬉しい。
遠い親戚のおじちゃんが「お前のオムツを替えてやったんだ」って何故かえらそうに言う感情と似てるのかも。


家帰ったらDVD見直して、ひとりホクホクしよう。


最後にもう一度繰り返すけど、何のサークルだったのかは敢えて触れていない。
皆さんも触れないのが優しさっていうもんです。(前屈しても床が遠い昨今、恥ずかしくて言えない。ダ○スやってたなんて。)