ダンディな父

父が還暦を迎えた。


実直+質素倹約と書いて「itaiku父」と読む
みたいな性格の父が、珍しく母におねだりをしたという。
母「お父さんがね、バスローブがほしいっていうの」
姉・私「バスローブ!?」


バスローブと言えばアレですよ、
欧米もしくは東京・横浜の高層マンションの最上階に住んでて、左手にワイングラスを中指と薬指に挟んでクルクルとまわし、右手にスタイル抜群な美女の腰を抱きながら夜景を見ている(フリをして窓に映る美女を見ている)殿方が着ているアレですよ。


そのアレを父(60・農業)が欲しがるなんて!
父(趣味:米作り)になにがあったの!?
私たちが知っている父(好物:鳥皮・キリンラガー)はどこに!?


と、びっくりしたわけだが、
・寝る時は真冬でもパンツ1丁
・入浴後から寝るまでの間はパンツ1丁ではいられない(約15年前、母に「年頃の娘がいるのになんて格好なの!!」と怒られてた。あと、普通に寒いらしい)
・でも服を着るのは面倒
・実はタオルで体を拭くのも面倒
という事情をすべて解決してくれるのがバスローブだと思い至ったらしい。


次に帰った時には、特等席(座イス)に座ってビールを飲みながらテレビを見ている(つもりで寝ちゃってる)バスローブを着た父が見られることでしょう。


お父さん、お誕生日と還暦、おめでとう。
バスローブは明日あたり届きます。
いつまでも元気に、おいしいお米を作ってください。

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2010年、とっくに明けてました。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
あーどうしよ、目標立ててないや。年末までには考えます☆